サブマリーナを日本ロレックスでオーバーホールすると、どのくらいの料金なのか修理専門店との価格差はどれくらいなのか、これからオーバーホールを以来する方は気になる所ですよね。
また、ヴィンテージのサブマリーナの場合、ロレックスのサポートセンターでオーバーホールをすると付加価値が下がってしまうなんて事もあるので参考にしてください。
分解掃除(オーバーホール)だけの場合サブマリーナは45,000円前後になります。
まだ一度もオーバーホールに出した事のない方は、おぉ結構高いなって思う方もいますよね、ただこの料金はハイブランドの中では安い料金設定です。例えばバシュロン・コンスタンタンは8万4000円〜ですし、オメガの場合も自動巻のオーバーホールは5万6000円〜になります。
グランドセイコーの手巻きと自動巻が4,2000円〜なのでロレックスの価格帯と近いですね。
ただし45,000円は分解掃除だけの基本料金になります。4、5年オーバーホールに出していないサブマリーナが、この金額で収まる事はまずないでしょう。
あくまでも、この金額はベースであってパーツ交換がある場合はそのつど料金が加算されます。
世紀でサブマリーナをオーバーホールした場合に最終的には6万円~10万円くらいの料金になることを予想しておいた方が良いです。
このあたりがオーバーホールの際に同時に交換されるパーツです。
またケースの素材が18kやプラチナの場合基本料金が高くなるので、18kの青のサブマリーナ116613LBや116619LBは45,000円以上の基本料金になるかと思います。
チューブやバネ棒など見えない部分パーツの交換以外にも針やクラスプ、文字盤などデザインに関係するパーツの交換を告げられる事もあります。ヴィンテージのサブマリーナの場合、パーツ交換をした事によって希少価値を下げてしまうって事もあります。
例えば1997年頃までロレックスでは夜光塗料にトリチウムを使っていました、現在はルミノバに変更されています。
世紀ロレックスではオーバーホールの際に古いトリチウムの針を新しいルミノバの針へ交換が必要と告げられる事があります。
文字盤のインデックスにも針と同様にトリチウムを使っていますが、文字盤に比べ針の塗料は剥がれやすく、その剥がれた塗料が隙間に入ってムーブメント(機会本体)に悪影響を及ぼし不具合につながる危険性があるため針交換が必要になります。
日本ロレックスではオーバーホール後2年間の品質保証がつくので、不具合に繋がる可能性がある事は全て避ける必要があります。
しかし、針を交換してしまうと、文字盤のインデックスはトリチウムが塗られているのに針はルミノバと、異なった塗料になってしまいますよね。
トリチウムとルミノバは良く見ると肉眼でも色の違がわかるので、纏まりがなくなり嫌な人は嫌ですよね。
トリチウムの塗料が塗られたサブマリーナには文字盤の6時位置に”SWISS-T<25”と記載されています。
ルミノバの物にはすべて”SWISS MADE”と記載されています。
トリチウムが使われてますよ。ってSWISS-T<25の表記が文字盤に記載されているのにオーバーホールで針を交換したことによってルミノバが使われてしまうと。
表記と違う夜光がの物が付いているサブマリーナになってしまいます。
気にならない人にとっては全く気にならないのですがロレックス好きのマニアな方は、そういうところをしっかり見てます。
ルミノバの発光塗料はすでに生産中止になっており、今後は中古市場でもさらに数が少なくなって希少になっていくのではないでしょうか。
針のほかにもガラス交換が必須でロレックス透かしが入っていない古いリファレンスなのに入ってしまう。
ブレス交換をして年代がずれているもが付けられる。
クラスプの不具合でダブルロックに溝がないものが溝有り交換される。
などなど世紀のロレックのカスタマーセンターだとパーツを交換しないとオーバーホールを受けてもらえないって事があります。
好きな方は、当時ままのオリジナルを重視しています。中古時計店にて買取を希望した場合も発売さてた当初のパーツのままの方が買取金額は高いです。
ヴィンテージのサブマリーナを世紀のカスタマーサービスでオーバーホールすると2年保証がつきますがその反面、古いパーツは取り外しされてしまう事があるので希少価値が下がってしまう場合があるって事を覚えておくと良いかと思います。
針やガラスなど交換が必須といわれたが、オリジナルのままでオーバーホールしたい場合は融通がきく時計修理専門店や時計店など外部に以来することになります。
ロレックスの中でもデイトナはクロノグラフなのでオーバーホールができないって所がありますが三針のサブマリーナはカレンダー付きのデイトだとしても、基本的にはどこでも受けてくれると思います。
時計修理専門店の場合は当然ですが日本ロレックスでオーバーホールを行うより安くおこなえます。
サブマリーナの場合基本料金は25,000円〜3,0000円くらいの所が多い印象です。
正規より15,000円から20,000円くらい安い設定がされている所が多いです。
修理専門店でも劣化したチューブやバネ棒やパッキンなどは時計に悪影響がある可能性があるためパーツ交換が必要になります。
この時、時計修理専門店では交換パーツにロレックス純正部品を使う所もあれば、価格の安いジェネリックパーツを使うお店があります。
ジェネリックパーツを使ってオーバーホールを行った場合は、次回ロレックスのサポートセンターでメンテンスを行う時に全てはずされ純正に取り替えされます。
ジェネリックパーツを使っていたからといって改造品と言うことにはならないようですが、純正部品を好む人は多いではないでしょうか。
時計修理専門店は口コミが良いところもあれば悪い所もあり、その技量も様々です。オーバーホールを行ったのに日差がひどく遅れるようになってしまっては安くても意味がないですよね。
サブマリーナの知識と技量がある時計修理技師に以来する事をおすすめします。
日本ロレックス以外でメンテナンスする場合は、くれぐれも変なところに依頼しないようにしましょう。
時計の修理やオーバーホールを行う人間の為に日本では国家試験である時計修理技師という技能検定制度を設けています。
車のオーバーホールは命に関わる事なので、必ず国家試験を取得した人間が行う事が義務付けられていますが、時計の国家試験の場合は任意です。
時計修理技師ではない人間でもオーバーホールを行う事ができてしまいます。
時計修理技師でないと技術や知識がないのか?といわれたら技術がある人もいるかと思いますが、個人的には時計の修理に関する学科及び実技試験に合格した時計修理技師に依頼する事は一つの目安として良い選択だと思います。
時計修理技師には3級から1級まで用意されていて1級を取得するには実務経験として7年以上、又は3級取得後4年の実務経験か2級合格後2年の実務経験が必要になります。
1級時計修理技師は上級技能者と位置付けされているので大事な時計はこういった技量が高いかたに依頼することをおすすめします。
日本ロレックスでオーバーホールを依頼する事は安心を買うって事です。外部で依頼する事が心配でしたら「ロレックス」へ依頼する事をおすすめしますが、予算の問題やヴィンテージのサブマリーナでパーツ交換をしたくないってかたも多い思います。
修理専門店でも技量が高いところはブライトリングやタグホイヤー、百貨店などのメンテナンス委託を受けている所もありますので予算やヴィンテージの問題がある方は是非視野を広げて探してみてください。
私のおすすめは全ての時計を1級時計修理技師がメンテンスを行っていて、サブマリーナのオーバーホール料金も日本ロレックスより2万円〜3万円安いです。
また交換パーツがあった際も純正部品をつかっていて、品質保証期間も1年間付いてきます。
こちらの記事にまとめてありますので参考にしてください。
国家試験制度はあるものの取得するかは任意のため時計を分解している人間の技量が依頼側はわかりずらいです。修理店選びだけはくれぐれもご注意ください。
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