時計のスクリューバック(ねじ込み式裏蓋)は100均で売っているゴムボールを使い開ける事ができます。
裏蓋にはいくつか種類があり、スクリューバック式は裏蓋を回しながら開け閉めをするタイプです。
裏蓋の中でも防水性が高く、しっかりした作りをしています。
一般的にはスクリューバックの裏蓋はオープナーという金属でできた器具を使って開けますが、 オープナーは使い方にコツが必要で失敗すると裏蓋をガチャガチャに傷つける結果になります。
ちなみに、100均でも2点オープナーというスクリューバックをあける工具が販売していますが使いづらいです。
下の写真は3点オープナーです。3点のビットをスクリューバックの溝に固定して回します。
ゴムボールであれば、時計を傷つける事なく開けれるので、この方法はおすすめです。
試してみてわかったのですが、ゴムボールを回した時に掛かる力は思って以上に強かったです。
時計のケース(本体)だけを持ってゴムボールを回せば問題ないと思いますが、ベルトを持ってゴムボールを回そうとすると、ベルトを固定しているバネ棒に力がかかるので最悪バネ棒が変形する可能性があります。
下の写真がバネ棒です。
個人的にはベルトを外してから開けた方が良いと思います。
ゴムボールの使い方は単純です。
時計を動かないようにしっかり持って ゴムボールを裏蓋にグッと密着するように押し付けてとスクリューバックが開く方向(右回り)にゴムボールを回すだけです。
この時は、固定台に時計を挟みゴムボールで回しました。
固定台がない場合はタオルなどで時計を持ってゴムボールを回すと良いと思います。
ゴムボールと裏蓋の表面がピタッくっついた状態なので力をかけていくと少しずつ回ります。
一回では開かないのでグイグイと力を加えます。
力を入れた時にスクリューバックから滑ってしまうゴム素材だと裏蓋は回せないので。触ってみてペタペタとした感じのゴムボールが良いです。
私の場合は塩化ビニール樹脂というゴムボールを使い裏蓋をあけました。
ゴムボールを使って、いくつかのクリューバックを開けようと試してみましたが、開く裏蓋と開かない裏蓋がありました。
写真右のスクリューバックはゴムボールを使い開ける事ができましたが、左のスクリューバックは開けられませんでした。
ねじ込み部分が錆びてしまい固着してゴムボールの力では開かないという事もありますが、最後に閉めた時にきつく閉めたのかでも変わってくると思います。
ゴムボールをつかいスクリューバックを閉める人もいるようなので、ゴムボールで閉めましたが、しっかり閉まっているような気がしませんでした。
オープナーを使い再度閉めてみましたが思ったとおりで、まだまだ閉まりました。
スクリューバックはしっかり閉まってこそ高い防水性を発揮できます。
また、しっかり閉まっていないと細かな振動で少しずつ裏蓋が緩んできて開いてしまうなんて事も考えられます。
ゴムボールで閉めた場合は仮に閉めより、やや強いといったところだと感じました。
裏蓋を開ける理由は電池交換や構造が知りたいなど、様々だと思いますが普段使っている時計であれば、慣れないうちは自分であけない方が良いと思います。
開けた事によってゴムパッキンを破損させたり、クォーツの場合はコイルを切ってしまうなんて事も考えられます。
初めのうちは、壊れてもよいと思える時計で十分練習してからがおすすめです。
こちらの記事では時計の電池交換は自分でできるの?必要な工具ややり方は?オープナーを使ったスクリューバックの開け方を、もう少し分かりやすく説明しています。
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