オーバーホールと部品交換は似てるけど違う

カテゴリ:知識・雑学

オーバーホールと部品交換の似てるようで若干違います。

オーバーホールは部品をバラバラに分解して、油汚れやホコリなどを綺麗に洗浄し、再び潤滑油を差し直し調整しながら組み直していく作業です。

簡単にいうと分解して掃除して油を差して組み直す作業です。

汚れた油やホコリなどは精度に悪影響をもたらしますし、油が乾いてしまうと機会を動かしているとパーツが滑らかに動かないので、金属がすり減ってしまう事があるので、定期的なオーバーホールが必要になります。

オーバーホールの最中に部品交換が必要になる事がある

機会式と時計のピンクの石 分解

オーバーホールは分解して洗浄して組み立てる事なので、部品交換ではないんですが、分解している最中に劣化や破損しているパーツが見つかった場合は部品交換が必要になります。

オーバーホールと分解掃除は違うの?

オーバーホールやと言う技術者もいるし、分解掃除と言う技術者もいますが、同じ意味です。

オーバーホールの料金は部品交換が入っていない

機械式時計のムーブメントとテンプ

よく、時計修理専門店などに価格表が書いてありますが、あの料金はオーバーホールのみの基本料金です。

交換パーツが必要な場合はそのつど、パーツ代金がかかります。

機械式時計は消耗品や準消耗品のパーツが使われています。

必ず交換するのは水や湿気入りを防ぐゴム製のパッキンです4、5年使っているとゴムが劣化してしまうので交換されます。

そのほかにも動力源となるゼンマイもいつか切れてしまうので消耗部品になります。

時計のゼンマイの長さ

交換部品が多ければ多いほどメンテナンス料金は高くなりますし、高額なパーツが破損すればその分高くなります。

人間ドックか手術かの違い

オーバーホールは定期的に行う人間ドックのようなものです。

人間ドックで悪性のポーリープがあれば手術になりますよね、オーバーホール中に劣化や破損部品がみつかり部品交換するようなもの。

人間ドックをおこわないで調子が悪く手術にになる場合は、時計で例えると故障になります。

このように、オーバーホールと部品交換は似ているけで若干違います。

こちらの記事でオーバーホールはどんな事をしているのか写真でまとめてますので参考にしてください。

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