文字盤やガラスに埃がついているのでムーブメントを外に取り出して掃除したい。
そう思い、まずは裏蓋を開けてみたものの、リューズが刺さっていてムーブメントが取り出せない。
こんな状況の人もいるかと思います。
時計のケースからムーブメントを取り出すには、リューズ+巻き芯を抜く必要があります。
ただ、抜くときに気をつけないと巻き芯を曲げるたり、針を曲げてしまう可能性があるので、正直おすすめできません。
文字盤についた塵や埃を取りたいのであれば時計店や修理専門店に行ってみてもらうのが一番安心です。
風防(ガラス)の中の塵や埃が気になる方はコチラの修理店でも見てもらえるので時計のオーバーホール本当におすすめの2つの修理店参考にしてみて下さい。
リューズを抜きたいと思う方のなかには、単純にムーブメントを取り出して時計の構造がしりたいって方もいますよね。
そういった方は、すでに壊れているジャンク品や、壊れても良いと思ってる時計で、挑戦する事をおすすめします。
リューズを抜き方は時計によってことなりますし、壊れる可能性もあります。
当然ですがリューズは、そのまま引っ張っても抜く事ができません。引っ張って抜けてしまっては通常時でもリューズが抜けてしまいますよね。
リューズを抜くにはオシドリという部分を押して抜く必要があります。
リューズを抜くには、まずオシドリを見つける必要があります。
こちらのムーブメントはリップに搭載されたスイス製のRONDA normtech 715で、ここがオシドリです。
親切に矢印があったのでオシドリ位置がすぐに分かりました。
こちらムーブメントはダニエルウェリントンに搭載された、日本製のミヨタのSPRER GL20というキャリバーで、ここがオシドリです。
こちらは、穴を押すのではないキャリバーになります。
こちらのムーブメントもミヨタのものです。
赤い矢印部分を押しながらリューズを引っ張ると抜けます。
こちらはスイスのCYMA(シーマ)のムーブメントです。
矢印があるので分かり安いです。
オシドリはリューズの近くにありますが、上の写真のように時計によってによって位置や、形が違うので分かりずらいです。
その型は軽く3〜40種類はあると言われています。
ここかな?と思った所をグイグイ押しているとオシドリが破損してしまいます。
リューズを抜くには、まずオシドリを探す事からはじまります。
オシドリは爪楊枝やピンセットの先など先の細い物で押します。
押しながらリューズを引っ張れば巻き芯ごと、ズルッと抜けます。
初めて抜いた時は感動すると思います。
こんな感じです。
オシドリの位置や形は時計によって異なります。上の写真のように矢印がついていて分かりやす物もあれば、分かりにくい物もあります。
オシドリの位置が分からない場合は、リューズの押し引きすると、少しだけ動く位置があります。そこがオシドリという事が多いです。
上で紹介したようにオシドリを押してリューズを抜くタイプの他に、ネジ式の物があります。
ネジ式の物はドライバーで少しづつネジを緩めていきリューズ(巻き芯)を抜きます。
ネジを回しすぎるとオシドリがネジから外れてしまうので注意が必要です。
オシドリとネジとが外れてしまうと、ネジを締めても締まらなくなってしまいます。
ネジタイプの場合ネジを回しながらリューズを抜ける位置をで探す必要があります。
リューズを戻すときは、そのまま押し込めば良いのですが、物によって癖があるものがあります。うまく差し込めない場合は無理に力任せに押さず、軽く回しながら差し込むとうまく入かと思います。
ムーブメントをケースから抜いて手にとって作りをみたいという気持ちはよくわかりますが、リューズ+巻き芯を抜くのは、時計を故障させてしまう可能性があるので、使っている時計で行うのはオススメできません。
もう使う事はない、故障しても良い、失敗しても問題ないという時計で行なってください。
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