エクスプローラーのオーバーホールはどういった所がおすすめ?日ロレと修理専門店の価格差はどのくらい?

カテゴリ:ROLEX/ロレックス

ロレックスの中で唯一冒険家の為に作られたモデル(エクスプローラー)はビジネスでもカジュアルでも身に着けられる万能な時計として人気です。

また、1972年に発売された洞窟探検用モデル、エクスプローラー2も他のロレックスには無い個性を持つ時計として注目され続けていますよね。

エクスプローラーはゼンマイで動いている機械式時計なので末永く使うためには、定期的なオーバーホールが必要です。

この記事ではエクスプローラーの時計を何処でオーバーホールや修理をすると安全でお得なのかをまとめました。

長らくオーバーホールに出していなかったり遅れや進みなど調子が悪い場合はオーバーホールの時期かもしれません検討してみる事をおすすめします。

エクスプローラーのオーバーホールの頻度は?

エクスプローラー2ブラックとシルバー

http://forums.watchuseek.com/f23/explorer-ii-16570-most-undervalued-rolex-936105-7.html

ロレックスの公式ホームページでは何年に1度のオーバーホールが必要とは書き示されていません。使い方によって頻度がかわるからですね。

しかし(およそ10年以内にオーバーホールを受けることをおすすめしています。)とは書かれています。10年以内って、ちょっと分かりにくいですよね。

分かりにくかったのでロレックスのスタッフさんに聞いたところ普段使いでしたら5〜6年に一度オーバーホールを行う事をおすすめしておりますと伝えられました。

遅れや進みなど異常が起きた場合、そのタイミングでオーバーホールに出すべきですが、定期的なオーバーホールの場合エクスプローラーは5〜6年に一度で問題ないと思います。

オーバーホールの依頼先は日本ロレックスか修理専門店か

時計の4本目の針、GMT針

オーバーホールの依頼先はメーカーである日ロレ(日本ロレックス)か、その他の修理専門会社の2つが一般的になります。

2つの依頼先を見比べていきます。

日本ロレックスは安心だが価格が高い

エクスプローラーのオーバーホールや修理は当然、日ロレが一番安全できます。

メーカーは交換用の部品を豊富に持ち合わせていますし、長年の駆動で摩耗されたパーツや、今後不具合の原因となりそうな部品を純正パーツに交換して良好な状態に戻してくれます。

しかし、ちょっとした不具合でもパーツ交換をしてしまう傾向があるため、メンテナンス料金が高くなりがちというデメリットもあります。

ロレックス純正パーツでオーバーホールや修理

例えば、日ロレでオーバーホールをした場合ほとんどが、チューブ、バネ棒、リューズが交換します。

リューズは1つ9,000円前後、バネ棒は1,000円、チューブは3,500円程になり、交換されたパーツ料金は基本料金に追加されていきます。

機械式時計はオーバーホールの期間があけば潤滑油が劣化してしまい、その状態で動かし続けると部品が摩耗してしてしまいます。その結果交換パーツが増えてしまうと事になります。

エクスプローラーのオーバーホール基本料金は?

日本ロレックス本社

エクスプローラー1は一般的な3針の機械式時計ですが、エクスプローラー2はカレンダーと24時間表示針がついたモデルです。

エクスプロラー2の方が機能が多いのでメンテナンス料金が高くなりそうですが、日ロレの場合基本料金はそこまで変わらなく45,000円前後です。

時計修理専門会社の場合の価格は?

エクスプローラーの場合1でも2でも、25,000〜30,000円くらいに設定している所が多い印象です。

修理専門会社の技量は様々

オメガのアンティークのオーバーホール台座にムーブメントを載せてる。

修理会社は価格が安いのは魅力ですが時計のメンテナンスで一番重要なのは技術ですよね、技量が低い技術者がメンテンスをすると、その場で動いているのものの、しばらく経ってから遅れや進めを生じたり、ドライバーの手入れを怠っていたためにネジを潰されるなんて事もあります。

修理専門会社は安くて魅力はありますが、価格だけではなくメンテナンスを行う人の技量はとても大切です。

技量が高い技術者であればアンティークやヴィンテージのエクスプローラーの修理も可能

日本ロレックスでは販売終了になってから25年までしか修理部品の保有をしていません。

つまり、それ以降のモデルは日ロレではメンテナンスを行なってもらえない可能性があります。(2019年末からアンティークやヴィンテージのメンテナンスも可能になりましたが本国スイスに送られ金額が100万円からと高額で納期も1年です。)

ちなみに時計のアンティークは50年を一区切りとして節目とされています。

エクスプローラーⅠのヴィンテージモデル

エクスプローラ1の場合以下のモデルは販売終了後25年が経過しています。

  • Ref.6350製造期間:1953年~1954年頃
  • Ref.6150製造期間:1953年~1956年頃
  • Ref.6610製造期間:1954年~1956年頃
  • Ref.5500/5504 製造期間:1960年代~1970年台前半
  • Ref.1016製造期間:1963年~1988年

エクスプローラーⅡのヴィンテージモデル

初代のエクスプロラー2の場合以下のモデルは販売終了後25年が経過しています。

  • Ref.1655:製造期間1971年 ~ 1987年
  • Ref.16550:製造期間:1988年 ~ 1990年

これらのエクスプローラーは日本ロレックスでメンテナンスを受けてもらえない可能性があります。

こういったアンティークやヴィンテージの時計でも、技量が高い技術者であれば修理やオーバーホールが可能です。

高い技術を持ち合わせている技術者はすでにロレックスで生産されていない部品でも、旋盤という機会を使い必要な部品を作り修理する事ができます。

破損部品がある場合、純正部品を使い修理をしたほうが良いですが、メーカーで部品生産が終了している場合は、熟練した技術者でしか修理ができなくなってしまいます。

ロレックスのアンティークやヴィンテージは人気の高いマーケットですが、これらの時計をメンテナンスしてるのは日本ロレックスではなく外部の技量が高い技術者になります。

おすすめの修理専門店

時計職人指サックをしてBERGEONベルジョンの機械代で油の注油

下の記事では私がおすすめのしてる修理専門店を紹介しています。

特に記事の一番下で紹介している、クラフトワーカーズはおすすめです。

説明した通り、時計のメンテナンスは行う人間の技量で出来ばえが異なります。

評判の良い修理会社であっても行う人間の技量が足りない場合はトラブルに繋がる事もあります。

クラフトワーカーズでは、職人として何年勤めているのか、国家試験に合格しているのか、など職人のプロフィールを確認して直接本人にオーバーホールの依頼ができます。

デパートやメーカーの委託メンテナンスではなく、お客さんから直接依頼がくる仕事なので職人は責任を持ってくれますし、一年の動作保証がつきます。また交換部品があった場合もメーカー純正部品を使用してくれるのでおすすめです。

ロレックスのエクスプロラーのように歴史があり世代が続くシリーズはいつの時代も色あせず使う事ができます。遅れや進みなど調子が悪い場合はオーバーホールの時期の可能性があります。

無理の動かさないで一度優れた職人に見てもらう事をおすすめします。

Share

この記事が役にたてばシェアして下さいpublic

Tag

Comment

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。
メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。

CAPTCHA


前の記事
次の記事

カテゴリー

Tag

同じカテゴリの記事