機械式時計の内部には何種類もの潤滑油(オイル)が使われています。
この潤滑油は時計を長らく動かしていると、ねばりの度合が上昇したり、乾いたり、固まってしまいます。
潤滑油の状態が悪いなか長期間時計を動かし続けると、パーツの接触部分の摩擦が大きくなり、精度を狂わせていきます。
機械式腕時計は、動いている状態が長ければ長いほど潤滑油は消耗します。(上の写真には潤滑油が入ってます)
休ませて使えば潤滑油や部品の消費もそのぶん減り長持ちします。
1本の時計を4年間使い続けるより、2本の時計をローテーションで4年間使った方が、時計には優しい使い方ということになります。
ワインダーが必要なのか?といった話題が度々あがりますよね。
ワインダーを回していれば、時計は動き続けるので部品の消耗や潤滑油劣化を早めてしまいます。
しかし、ワインダーを回していれば時刻・日付を合わせる必要がないのもメリットです。
個人的な考えとしてはワインダーは必要ないかと思いますが、3〜4ヶ月に1度しか使用しない時計があるの場合は、たまにワインダーを使用してもフルまで巻き上げても良いかと思います。
長時間時計を放置しておくと潤滑油が回らなく固まってしまう事があります。機械の調子を保つには動かすことがも大切な為です。
機械式時計は壊れやすいというイメージを持つ人も中にはいますが、定期的にオーバーホールを行い潤滑油を注油し良好な状態で、日付禁止時間やリューズの閉め忘れなどをせず、正しい使い方をしていれば長持ちします。
また壊れやすいというイメージがつくのは、3年4年と一本の機械式時計を使い続け、潤滑油が劣化していてもオーバーホールせずに故障するまで気がつかないってかたも多いです。
機械式時計に優しい使い方は休ませながら使う事で、2本3本の時計をロテーションしながら使ったり、3日に1度の休ませるなど使い方が良いかもしれませんね。
機械式時計を2本3本の持つとオーバーホールの維持費もその分かかるので、一つはクォーツ時計やスマートウォッチにしてみても良いですね。改めて電気では動いていない機械式時計が作る1秒1秒の良さにも築くかもしれません。
摩擦をさせなない為に潤滑油を良好な状態に!
機械式時計の遅れや進みが激しい場合は、オーバーホール時期かもしれません。そういった状態の方は以下の記事も参考にしてみて下さい。
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