本当に1級時計修理技能士にオーバーホールを依頼するべきなのか?

カテゴリ:お役立ち・サポートケア

機械式腕時計を長く愛用したいのであればバイクや車のエンジンと一緒でオーバーホールが必要です。

メーカーにメンテナンス依頼をするのであれば関係ないですが、修理専門店へ依頼する場合は、どんな人へ時計を預けて良いのか分からない人も多いと思います。

そうしたときにインターネットを使って調べるとよく出てくるのが1級時計修理技能士です。

1級時計修理技能士とは国家資格のひとつで時計修理に関する学科・実技試験に合格した人の資格になります。

1級は受験資格が時計の実務経験7年以上、または3級合格後の実務経験4年、2級合格後2年の実務経験を有するものしか受験できません。合格率は60%ほどと言われています。

ちなみに時計修理技能士の試験に合格していない人間が(時計修理技能士)と称することは禁じられています。

つまり優れた技術者であっても、国家試験に合格していなければ時計修理技能士とは言えません。

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1級時計修理技能士でなくても優秀な職人はいる

時計職人指サックをしてBERGEONベルジョンの機械代で油の注油

1級時計修理技能士の資格は、狭き門ではありますがあくまで一定の基準のレベルは持ってますよと言う証明です。

1級時計修理技能士の資格を持っていなくても高い技量を持ち合わせた技術者はいます。

事前にテスト内容が伝えらる人もいるとか…

エタETAムーブメントの分解

また、実技試験ではどこのメーカーのキャリバー(時計の中の機会)が試験にでるのか事前に分かってしまう事もあるようです。

当然試験にでてくるキャリバーが分かれば前もって予習ができてしまうので、試験内容が分かる人と、分からない人では合格率が大きく変わってきます。

どうしてこんな事がおきるかというと、試験で使われるキャリバー元のメーカーが自社の社員などに伝えてしまうからと言う事を聞いた事があります。

試験内容が分かる人と、分からない人がいるのは不公平ですし、こういったなか1級時計修理技能士の試験に合格をしても意味があるのか些か疑問です。

時計修理職人は実務経験を積む事で、いろんな時計の修理を行い、経験、知識、工夫を積みあげていきます。

技量や知識を持ち合わせた人であれば、どんなキャリバーが試験にでてきてもオーバーホールができるはずですし、試験当日までキャリバーが分からないというのが本来のありかたではないのかなっと思ってしまいます。

40歳から50歳くらいの技術者は試験内容を勘違いしている事がある

少し前まで1級時計修理技能士の試験はクォーツのみの実技試験だったようですが現在は機械式時計とクォーツ時計どちらとも実技試験があります。

クオーツショック後に機械式より、クォーツが支流になったためクォーツだけのテスト内容という時期があったようです。

40歳から50歳くらいの技術者は今もクォーツのみの実技試験だと思っている方が多く、機械式時計の技術とは関係ないので国家試験を受けないという方がいます。

40歳を超えてる方の多くは技術者歴も長く高い技量を持ち合わせた方が多いのですが、試験を受けていないため1級時計修理技能士ではない事もあります。

実際、資格制度というものはお墨付きをいただくようなもので、対外的に効力があること、また実績をも証明するもののように見えがちですが、現実的にはそうとも言えません。

一概に1級時計修理技能士であれば技量が高い、1級時計修理技能士ではないから技量が低いというのは間違いです。

大きな修理会社はメーカーや他社に出ししてる事も多い

日本中に時計修理店はたくさんありますが、その形態も様々で全国チェーンのような大型店舗や、個人の技術士が古くからやっている修理店まで色々な形で修理店は存在します。

どこの修理店を使うかというのは修理に出す側としては色々考えるところがありますが、個人的には職人本人に依頼する事をおすすめしてます。

その理由は、1級時計修理技能士が在籍していても大型店舗の場合には、メンテナンスのしやすい時計だけ自社で行い、アンティークやヴィンテージなど何度も手が加えられており調整が難しい時計はや他社の修理店やメーカーに回してしまってる事が多いからです。

お客さんは預けた修理店でメンテナンスや修理が行われてると思いきや、そうではないケースは沢山あります。

お伝えしたとおり時計職人は、いろんな時計の修理を行い、経験、知識、工夫を積みあげていくわけですが、こういった環境の職人では多くの時計と触れ合う事ができないのが事実です。

良い時計職人を探せば、長く面倒をみてもらえる

機械式時計の油切れの注油作業

オーバーホールの依頼先を見つけるとき、どうしても価格や会社の大きさに目が行がちですが、一番大切なので調整を行う職人の腕になります。

ヒゲ棒の間隔調整や注油の量、使い方や環境によってでてきた癖を見極めるのも大切な作業です。職人の技量によって最終的な出来ばえが異なりますので信頼がもてる時計職人を探し依頼しましょう。

キャリアと実力を積んだ良い時計職人に出会えれば、大事な時計を責任もって対応してもらえますし、次回以降もこの人へ依頼したいと思えるはずです。

おすすめしたい修理専門店

オメガのアンティークのオーバーホール台座にムーブメントを載せてる。

下の記事では私のおすすめの修理専門店を紹介しています。

特に記事の一番下で紹介している、クラフトワーカーズはおすすめです。冒頭で説明させて頂いたとおり、時計のメンテナンスは行う人間の技量よって出来ばえが異なります。

クラフトワーカーズでは、職人として何年勤めているのか、国家試験に合格しているのか、など職人のプロフィールを確認してうえで本人にオーバーホールの依頼ができます。

動作保証も1年間あり、メーカーよりも価格がやすいのでおすすめです。

これから時計の修理やオーバーホールを行う方はコチラ記事もの参考にしてみてください。

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